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東京
(ビジネスワイヤ) — 東芝は、Bluetooth® Low Energy通信方式注1に対応し、消費電力を低減したIC「TC35667FTG」を製品化し、本日からサンプル出荷を開始します。
東芝:消費電力を低減したBluetooth(R) Smart機器向けIC「TC35667FTG」 (写真:ビジネスワイヤ)
近年、Bluetooth® Low Energyに対応したBluetooth® Smart機器注2が増えています。本製品は、独自の低消費電力回路設計技術の採用と高効率DC-DCコンバータの搭載により、送受信時のピーク電流を6mA以下に、Deep Sleep注3時の電流を100nA以下に低減しました。これにより、小型のコイン電池でも長時間の動作が可能となり、ヘルスケアなどのウェアラブル端末や、センサ機器、玩具などの小型機器に通信機能を搭載することができます。
また、ARM®プロセッサを搭載しており、外付けのEEPROMに格納したユーザプログラムを起動時に内部メモリへ読み込んで実行することが可能です。このため、外部のホストマイコンが不要となり、小型のアプリケーションの開発に貢献します。
さらに、今後は車載向けラインアップの追加を予定しており、幅広いアプリケーションへの搭載を目指します。
新製品の主な特長 |
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・ | 低消費電力 | 送受信時 6mA 以下(3.3V、-4dBm送信出力時/受信時) | |
Deep Sleep時 100nA以下(3.3V) | |||
・ | 受信感度 | -91dBm | |
・ | Bluetooth® Low Energy セントラル・ペリフェラル対応 | ||
・ | GATT(Generic Attribute Profile)内蔵 | ||
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GATTにて規定されるサーバー・クライアント対応 |
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アプリケーション/用途
ウェアラブル機器、ヘルスケア機器、汎用無線データ通信機器(リモコン、玩具など)などのBluetooth® Smart製品
新製品の主な仕様 |
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型 番 | TC35667FTG | |
電源電圧 | 1.8V~3.6V | |
動作時消費電流 | 6.0mA以下 (3.3V、-4dBm出力動作時および受信動作時) | |
Deep Sleep時消費電流 | 100nA以下 (3.3V) | |
Bluetooth®バージョン | Ver.4.0
セントラル、ペリフェラル対応 |
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送信出力 | 0dBm~-20dBm (4dB ステップ) | |
受信感度 | -91dBm | |
対応プロファイル | GATT(Generic Attribute Profile)内蔵
サーバー、クライアント対応 |
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インタフェース | UART、I2C、SPI、GPIO | |
その他、特長 |
DC-DCコンバータ内蔵 レギュレータ内蔵 汎用ADC内蔵 ユーザプログラム実行機能 ホストウェイクアップ機能 PWM生成機能 |
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動作温度範囲 | -40~85℃ | |
パッケージ | QFN40、6mm×6mm、0.5mm pitch | |
注1:Bluetooth® Ver. 4.0規格で導入された省電力無線技術。
注2:Bluetooth® Ver. 4.0以上に対応し、かつVer. 4.0で規定されたGATT(General Attribute Profile)を使用した機器。
注3:消費電流を最小限としたスタンバイ状態。
*Bluetoothは、その商標権者が所有しており、東芝はライセンスに基づき使用しています。
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