浜松ホトニクスが“小型”バーチャルスライドスキャナ「NanoZoomer-SQ」を発売

浜松

（ビジネスワイヤ） — 浜松ホトニクス株式会社（東証：6965）は、NanoZoomerシリーズの高精細な画質と装置信頼性はそのままに、大幅な小型・軽量化と共に低価格化を実現した小型・高性能バーチャルスライドスキャナ「NanoZoomer-SQ」を開発しました。10月1日より、発売します。（本体定価：5,000,000円　 税抜）
画像の取得倍率を設定して本体のスタートボタンを押すだけの簡単操作に加え、リーズナブルな価格を実現しました。

バーチャルスライドスキャナNanoZoomerシリーズは、病理・創薬研究をはじめ幅広い分野でお使いいただき、病院や大学研究室を中心に国内200台以上、全世界では500台以上を販売しています。すでに多くのユーザーから高画質と高速性についてご好評を得ていますが、用途によっては装置の小型化・軽量化が強く望まれていました。NanoZoomer-SQは、こうした要望から開発された「小型・軽量」「高性能」「簡単操作」「低価格」を実現したコンパクトタイプのバーチャルスライドスキャナです。
従来タイプに比べ大幅な小型・軽量化（36cm(W)×38cm(H)×45cm(D), 約20kg）に加え、光学系を含めた専用機化、安定したスキャン性能、遠隔術中迅速診断などに必要な機能の搭載、1ボタンでスキャンを開始する簡単操作、リーズナブルな価格を実現しています。
設置スペースの制限で今まで導入が困難であったお客様をはじめ、幅広い分野でより手軽にバーチャルスライドスキャナをお使いいただけます。

【主な特長】
従来製品に比べて大幅な小型・軽量化
幅36cm、高さ38cm、奥行き45cmで、重さも約20kgと小型かつ軽量化を実現しました。
従来のNanoZoomerシリーズで最も小型のNanoZoomer2.0-RSと比較しても、1/3以下の質量と2/3以下のサイズとなりました。NanoZoomer-SQは、設置スペースの確保が難しいお客様にもお使いいただけるコンパクトなバーチャルスライドスキャナです。

リーズナブルな価格を実現
遠隔術中迅速診断などに必要な機能を搭載したうえで、リーズナブルな価格を実現しました。
オプションでNanoZoomer-SQ専用の低価格な画像配信セットもご用意しています。

高画質・高い装置信頼性を維持
NanoZoomer-SQのスキャナ画質は、実績のあるNanoZoomerシリーズと同等です。また、スライドセット部、センサ、光学系部分を一体化しているため、装置の細かな調整を必要とせず、安定したスキャンを行うことができます。従来製品と同様、すでに多くのユーザー様がご利用のビューアソフト(NDP.view2)が使用できます。

1ボタンでの簡単操作
倍率を設定して、本体のスタートボタンを押すだけでスキャンを開始します。また、詳細なスキャン条件を設定することも可能です。
※操作用のソフトウエアは、従来のNanoZoomerシリーズと同様です。多くの実績があるソフトウエアで直感的にお使いいただけます。

【価格】
・NanoZoomer-SQ本体：5,000,000円（税抜）
・NanoZoomer-SQ画像配信セット付：6,000,000円～（税抜）

【発売開始】
2014年10月1日

【販売目標】
100台/1年目、300台/3年目

【浜松ホトニクスについて】
浜松ホトニクスは、光の技術集団として、光の基礎研究と各種光関連製品の開発・製造・販売を行っています。代表的な取り扱い製品として、光電子増倍管やフォトダイオードをはじめとする光検出器、レーザやLEDをはじめとする光源、そして光検出器をキーコンポーネントとしたカメラや画像解析装置・光計測装置などがあります。また、光の本質に迫る研究に加え、光技術の産業応用に様々視点から取り組んでいます。

・web該当ページURL：http://www.hamamatsu.com/jp/ja/community/nanozoomer/index.html